平成30年度になって雇用・労働分野の助成金が大きく変わりました。
例えば「人材開発支援助成金」では「キャリア形成支援制度導入コース」のうち「教育訓練休暇等制度」は「教育訓練休暇付与コース」として残りましたが、「セルフ・キャリアドック制度」は無くなりました。
また、「職業能力検定制度導入コース」は全て無くなってしまいました。
「教育訓練休暇等制度」「セルフ・キャリアドック制度」「職業能力検定制度導入コース」とも、制度を導入して規定の適用者が出れば47.5万円(生産性要件を満たす場合は60万円)の助成金が給付されるものでした。
「教育訓練休暇等制度」は延べ5日以上(被保険者数により変化)の教育訓練休暇取得者が出れば申請できましたが、「教育訓練休暇付与コース」になると
1 3年間の取得日数が5日以上の雇用保険被保険者が1人以上
2 計画の初日から1年ごとの期間内に雇用保険被保険者1人以上
の取得者がでないといけません。1から分かるように申請は3年以後になります。助成金額も30万円(生産性要件を満たす場合は36万円)と減額になっています。
「企業は人なり」の言葉のように、従業員の能力開発は必要不可欠です。そのための努力をする会社には3年後に僅かですが報奨金を受給できると考えれば良いでしょう。